議会用語の解説

この用語解説では、議会で使われる議会用語を選び、解説しています。五十音順に掲載していますので、参考にしてください。

議会に提出された議案や請願などについて、詳しく審査・調査するために設置される議会の内部機関。常任委員会（常設の委員会）、議会運営委員会、特別委員会があります。

地方自治法第99条に基づき、町民の幸福や利益になることについて、国会や国・道などの関係行政機関に対し、議会の意思をまとめた文書。意見書の案は議員が提出し、本会議でその可否を決めます。可決された意見書は、議長名で関係行政機関へ提出します。

一度議決された議案については、同一会期内には再び議決をしないという議事運営上の原則。

2つ以上の質問項目がある場合、1つの項目ごとに質問し、町長などの理事者が答弁を行うという形式で問答を続ける方式。

2つ以上の質問項目がある場合、すべての項目を一括して質問し、町長などの理事者がその質問項目について一括して答弁を行うという方式。

議員が町政全般について町長などの理事者に対し、事務の執行状況や方針について報告や説明を求めたり、疑問をただしたりすること。一般質問は定例会のみで行われます。広尾町議会では1回目は一括質問方式、2回目以降は一問一答方式となっています。

議会を開き、法的に活動できる状態にすること。

議会が会議を行う期間（開会日から閉会日まで）のこと。
会期は本会議開会後に議決により決定します。

その日の会議を開くこと。開議は議長が宣告します。

会議の内容を記録した文書である会議録を作成する際に、議長とともに署名する議員。広尾町議会では本会議のつど、2人の議員を議長が指名しています。

議会の議決を求めるために、町長、議員または委員会は議長に提出する案件のこと。

条例により定められた議会を構成する議員総数のこと。
広尾町の議員定数は現在13人となっています。

議会を円滑に運営するため、議会運営の全般について協議し、意見の調整を図る場として設置されている委員会。

議会を開くために議員に参集を求める行為。 町議会の招集は町長が行うこととなっていますが、議長または議員から町長に対して議会の招集を請求することができます。

議案などに対する可否（賛否）を本会議で決定することで、次のような種類があります。

• 可決（否決）：予算、条例、意見書、決議など
• 認定（不認定）：決算
• 承認（不承認）：専決処分
• 同意（不同意）：人事案件

本会議の開催日ごとに、開議の日時、会議に付する事件及び順序を記載したもの。議長が作成し、あらかじめ議員に配付します。

議員が議場で会議を行う場合に着かなければならない席のこと。一般選挙後、最初の本会議（初議会）において、議長選挙後に議長が定めます。議席には番号標と氏名をつけています。

会期中、本会議の活動を休止すること。休日のほか、委員会開催や議事の都合など必要があるときは、議決によって休会とすることができます。

議会の意思を表明するもので、政治的効果を期待して、あるいは議会の意思を対外的に表明することが必要であるなどの理由でなされる議決のこと。

議長や委員長が本会議や委員会で、議員、委員の賛否の意思表示（表決）を求め、それを集計すること。起立や投票によるものや、異議がないかをはかる簡易採決などがあります。

出席議員の過半数により決する議案などについて、可否同数の場合に議長や委員長が可否を決すること。

本会議において、その日の議事日程に記載された全ての事件の審議を終了し、その日の会議を閉じること。散会は議長が宣告します。

議題となっている議案などについて、討論・採決の前に疑問点をただすこと。質疑は議案などの不明確な点について説明や意見をただすもので、自己の意見を述べることはできません。

議案に関係なく、町政全般について現在の状況や将来への方針等について聞くことで、「一般質問」と「緊急質問」があります。

法令により、地方議会で行う選挙について、投票によらず、あらかじめ指名者を定めてその者の指名する者を当選者とする方法。

議事日程に組み入れて、本会議で議題として取り扱うこと

議会が町の事務に関する調査及び議案、請願・陳情などの審査を行うために条例で設置する常設の委員会。 広尾町議会では「総務常任委員会」、「産業常任委員会」の2つがあり、議員は必ずどちらかの常任委員となるものとしています。なお、議長は委員を辞任しているため、どちらの委員会にも属していません。

議会における審議を公平なものとするため、議題となった案件と一定の利害関係にある議員をその審議に参加できないようにすること。

本会議において、説明を聞き、質疑、討論を行い、表決するといった一連の過程のこと。

委員会において、付託を受けた議案や請願などを議論し、結論を出す一連の過程のこと。

町長が議会の同意を得て選任し、または任命する人事に関して提出する議案。
主なものに副町長、教育委員、監査委員などがあります。

国または地方公共団体に人々が自らの希望を申し出る行為が「請願」・「陳情」です。「請願」は憲法第16条に定められている請願権に基づいたものですが、「陳情」には法令の定めはありません。 請願には「紹介議員」が必要ですが、陳情は法的根拠をもたないので紹介議員を必要としません。

地方自治法第100条第12項の規定に基づき、議案審査または議会運営に関する協議または調整を行う場として会議規則の定めにより設置された会議で、広尾町議会では「議員協議会」と称しています。 議員全員で構成し、議長が会議を招集するが、審議・議決は行いません。

議会が議決すべき事項を、地方公共団体の長が地方自治法の規定に基づき、議会の議決・決定の前に自ら処理すること。 緊急を要する案件で議会を招集する時間的余裕がないときと、議会の議決によりあらかじめ指定するものがあります。 専決処分後には議会の承認または報告（議決による指定の場合）が必要となります。

議会において有効に会議を開き、審議を進め意思決定を行うために最小限必要とされる出席者数。 地方自治法の定めにより、本会議は議員定数の半数以上の議員が出席しなければ会議を開くことができません。広尾町議会の定足数は7人です。

付議事件の有無にかかわらず、定例的に招集される議会のこと。 広尾町では年4回と条例に定められており、3月、6月、9月、12月に招集されます。

主に会議の進行や手続きに対して、議員が提議することをいいます。
・案（文書）を提出する必要があるもの～条例・予算の修正案、懲罰の動議など
・案（文書）を提出する必要がないもの～緊急質問、日程変更・追加、質疑・討論の終結、休憩など

本会議、委員会などで、議員からの質疑、質問に対して、町長等が答えること。

採決の前に議員が議題となっている案件に対し、賛成か反対か自分の意見を表明すること。 討論の際、議長は最初に反対者を発言させ、次に賛成者と反対者をなるべく交互に指名して発言させる「討論相互の原則」があります。

特定のことを審査するために、議決により設置される委員会。 広尾町議会では、予算審査特別委員会や議会広報特別委員会などがあります。

住民による直接選挙で首長と議員を選ぶ制度。 首長と議員は両方が住民の代表であり、対等の立場でお互いを監視し、一定の緊張関係を保つ必要があります。

一般選挙後に初めて招集された議会の会議のこと。 議長、副議長の選挙や議席の指定、常任委員の選任などが行われます。

本会議で議会の意思を決定するため、議長の要求に応じて出席議員が賛成または反対の意思を表明すること。 委員会の場合は委員会の意思を決定するため、委員長の要求に応じて出席委員が賛成または反対の意思を表明することをいいます。

議案などの案件を議会の審議にかけること。

議決に先立って詳しく審査するため、所管の委員会に審査を委託すること。

議会を閉じ、法的に活動能力のない状態にすること。

議会の議決により、議会の会期が終了した閉会後も引き続き、付託された案件について委員会で審査を行うこと。

議員以外の者が会議の状況を直接見聞きすること。

全議員で構成する議会の会議のこと。 議会に提出された議案の議決はすべて本会議で行われます。

定例会以外で必要があるとき、特定のことに限って審議をするために臨時で招集される議会のこと。