清流日本一「広尾川」
広尾川(川を横断するウライと青岩)
広尾川の紹介
日高山脈を源とする東広尾川(18.0キロメートル)と西広尾川(16.4キロメートル)が「青岩」の手前で合流し、母なる太平洋へ流れ込みます。広尾川は環境省の公共用水域水質測定結果(14年度)で、清流日本一に選ばれました。
豊かな自然に育まれた清流は、私たちに大きな恵みを与えてくれます。
広尾市街の上水道の水源は西広尾川上流。水源地にはろ過施設を設けず、川底に埋めた管から自然にろ過された伏流水を取水しているため、広尾自慢の冷たくおいしい水が各家庭に届けられます。
秋にはサケたちが生れ育った広尾川に帰ってきます。大海での長い旅を終え、産卵のため群れをなして必死に上流を目指す生命のドラマを広尾橋から間近に見ることができます。
河口付近にウライ(魚止め)を設置し、採卵用のサケを捕獲する光景は秋の風物詩。ふ化場で生まれた新たな命が、またここから旅立っていきます。
平成14年度公共用水域水質測定結果
順位 | 水域名 | 都道府県名 | 年間平均値 |
1 | 広尾川上流 | 北海道 | <0.5 |
---|---|---|---|
1 | 美幌川上流 | 北海道 | <0.5 |
3 | 斜里川上流 | 北海道 | 0.5 |
3 | 歴舟川下流 | 北海道 | 0.5 |
3 | 広尾川中流 | 北海道 | 0.5 |
3 | 代内川 | 秋田県 | 0.5 |
3 | 祝沢川 | 秋田県 | 0.5 |
3 | 黒森川 | 秋田県 | 0.5 |
3 | 川辺川下流 | 熊本県 | 0.5 |
環境基準満足度上位水域(BOD・mg/L)
BODとは
生物化学的酸素要求量。水中の汚れが微生物の作用で分解される過程で使われる酸素の量。
川の水の汚濁は、このBODを測定することによって判別します。生活雑排水のBODは約200mg/L(読み:ミリグラムパーリットル)。魚が生息する川のBODの上限は、ヤマベなどが2mg/L、アユなどが3mg/L、コイなどが5mg/L。
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広尾町役場 企画課 企画防災係
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