北海道指定文化財

東蝦新道記彫字板(とうかしんどうきちょうじばん)

東蝦新道記彫字板

寛政10年(1798)、幕府の探検家・近藤重蔵が択捉探検の帰りに広尾を訪れた際、私費を投じ、ルベシベツよりビタタヌンケに至る約三里の山道を開削した。これが蝦夷地で最初の道路開削といわれる。その功を称え、従者の下野源助がこのてん末を板に彫って刀勝神祠(現十勝神社)に納めたもの。
管理者十勝神社
指定年月日昭和43年1月18日

円空作・観音像(えんくうさく・かんのんぞう)

円空作・観音像

寛文6年(1666)、松前藩の家老蛎崎蔵人源広林(かきざきくろうどみなもとのひろしげ)が、主君矩広(のりひろ)の安泰を祈念して、戸賀知(とかち)明神社(現十勝神社)に奉納したもの。
当時藩主を凌ぐ力があった蛎崎蔵人が、渡島してきた円空に彫らせた仏像といわれる。円空はトカチに来ていないので、蛎崎蔵人が部下に命じて戸賀知明神社に奉納したもの。
管理者禅林寺
指定年月日昭和52年3月11日

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