○広尾町の木、花、鳥
昭和53年9月12日
告示第24号
記
1 広尾町の木 オンコ
2 広尾町の花 つつじ
3 広尾町の鳥 カモメ
選定理由
町の木 オンコ(イチイ科)
イチイ科の常緑針葉樹で、北海道ではオンコといい、枝は密生し葉が緑色でこんもりと茂り、落ちついたなかにも美しく、樹質は緻密で狂いも少なく、建築材、彫刻用として用いられている。
広尾町では庭園(観賞用)、生垣などに多くつかわれ、秋には甘い実がなり子どもたちにも親しまれてきた。
木全体の力強さは広尾町の歩みであり、常緑の葉は町が発展していく様子をあらわしている。
町の花 広尾つつじ(ツツジ科)
花は漏斗状、合弁花冠で色は赤を基調として変化に富み、庭園(観賞用)に欠かすことのできない花として広く町民に愛されている。
真紅の花は愛情を表現し、町の将来を担う若者の情熱をあらわしている。
町の鳥 かもめ(カモメ科)
優美な姿で飛びかう海鳥かもめは、翼が長く、尾と脚は短かく水かきをもち、水上を巧みに泳ぎ、日本近海ではカムチャッカ、千島列島で繁殖し、北海道に渡ってくる。
重要港湾を背景に飛びかう姿は、十勝港の躍進をあらわしている。